妻が家計改善に走り出す横で、僕はブレーキを踏んでいた

リベシティのことを知ったのは、1年先に入会していた妻の影響でした。当時の僕といえば他人事で、妻からYouTubeで学長が発信する情報についていろいろ聞かされても、正直あまりピンときていなかったんです。
家計改善を始めたのは、妻が両腕をケガし、保育士の仕事を辞めざるを得なくなったことがきっかけでした。そんな中でも明るく前向きに「無駄を減らそう」と動き出した妻の姿に、僕は驚かされました。
当時の僕は高い保険に3つも入っていて、保険料に家計を圧迫されながらも「これが正解」と信じて疑っていなかったんです。まさに家計の見直しに消極的な「夫ブロック」状態。妻がアクセルを踏んでいたのに、僕は無自覚にブレーキをかけていたんです。
フェスで見た妻の楽しそうな姿に心を動かされた
転機は、2023年のリベ大フェス。
「飲食もあるし、一緒に行ってみようよ」という妻のひと言で、軽い気持ちで参加しました。予備知識もないまま訪れた会場で目にしたのは、笑顔であふれる熱気のある空間。
夢中でブースの話を聞いている体育座りの妻の背中がとても印象的で、「頑張ってるな、楽しそうにやってるな」と思いました。
一方の僕は、年齢を重ねるごとに「得るより失うものの方が多い」と感じていた時期。でも、あの前向きな空気に触れて、「まだ新しい世界に出会えるかもしれない」と心が動いたんです。

家計改善がくれた老後の安心感

フェス後は、妻と一緒に家計改善に本格的に取り組みました。
保険を3つ解約し、県民共済に一本化。スマホはahamoに乗り換え、火災保険・自動車保険も見直しました。苦手だった家計簿アプリにも挑戦し、今では小遣いもきちんと管理。「使途不明金があると気持ち悪い」と感じるようになりました。
印象的だったのは、住宅ローンの繰上返済。
「現金が減るのが怖い」と思っていた僕に、妻が言った「減るのは負債だよ」という言葉にハッとさせられました。
支出は月に4〜5万円、年間で50〜60万円の削減に成功。ライフプラン表も作り、「このまま続ければ老後の暮らしも大丈夫そうだ」と思えるようになり、不安がぐっと減りました。
僕ら夫婦は年齢的にリベ大でいう「小金持ち山(資産5,000万円)」も目指してはいません。でも、一歩ずつ登り続けていれば「貧乏谷」に落ちることはない。それだけで十分価値があると感じています。
フェスの出会いが人生を変えた
フェスに参加してから、オフ会など人とのつながりが広がりました。世代を越えて語り合える仲間ができ、「こんな考え方もあるんだ」と気づく機会が増えています。最近では、バスケットボールのオフ会に参加し、若い人たちと汗を流す時間を楽しんでいます。この歳でまたバスケができるなんて、以前の僕には想像もできませんでした。
妻も少しずつ保育の仕事に復帰できる可能性ができてきました。
リベシティとの出会い、そしてフェスへの参加は、僕たちにとって確かな転機でした。
もし、フェスが「ちょっと気になる」と思っているなら、ぜひ行ってみてほしいと思います。あの会場にいた人たちの姿を見て、僕は「動いてみよう」と思えました。
その一歩から、僕の人生は少しずつ変わっていったんです。フェスは、そんな一歩を踏み出すきっかけになる場所だと思います。
