「スキル不足」という思い込みから抜け出せなかった

Webデザインの副業を始めて4年目。今では「Webデザイナー」としてお仕事をいただけるようになりましたが、以前の私はまったく自信がありませんでした。
無料ツールのFigmaを使って学んではいたものの、「PhotoshopやIllustratorが使えなきゃデザイナーとは言えない」と思い込んでいたんです。
同じ時期に勉強を始めた人が活躍しているのを見るたびに、「自分なんて…」と落ち込み、手が止まる日々。そんな中で参加したのが、2023年のリベ大フェスでした。
フェスでの相談が迷いを吹き飛ばした
事前に悩みやポートフォリオをまとめて、思いきってWebデザイナー相談ブースを予約。当日は「このスキルで仕事できますか?もっと修行が必要ですか?」とドキドキしながら相談しました。
すると、相談員さんからの第一声が「大丈夫!仕事とっていきましょう!」と。力強く太鼓判を押してもらえました。実際に稼いでいる先輩の声って、やっぱり重みがあります。
また、「お客様が求めているものが作れるならFigmaだけでも問題ないですよ」と言っていただき、すごくホッとしたのを覚えています。
最後にかけてもらった「未来は明るいですね」という言葉が、本当に心に残っています。あの瞬間、スーッと迷いが晴れて「やるしかない!」という気持ちになりました。

初めての仕事で感じた難しさと喜び

フェスの後は、友人から依頼されていたWebサイト制作に本格的に取り組みました。やってみて初めてわかったのは、認識のすり合わせの大切さ。難しさもありましたが、完成後に「周りにも自慢したよ」と言ってもらえたときの喜びは忘れられません。
そのサイトをきっかけに、また次の仕事へとつながっていきました。
副業を始めてから3年で売上は毎年倍増。営業はしていないのに、ご紹介で仕事が舞い込んでくるようになりました。育休中もお仕事は続けています。
そして最近では、他のクリエイターさんとチームで取り組む機会も増え、少しずつディレクション的な立場にも挑戦中です。フェス前は「いつかできたら…」と思っていたことが、今では現実になってきているんです。
「アイコン」が「人」とつながる瞬間 ― 広がる仲間の輪
フェスでは、リベシティの仲間ともたくさん交流しました。普段はアイコンとニックネームでつながっている仲間と「はじめまして!」と対面した瞬間は、とても嬉しくて。
「この人があの◯◯さんか〜!」と顔と名前が一致したことで、距離が一気に縮まりました。特に、バーチャル空間で一緒に朝活していた仲間との絆が深まったのは、フェスならではの体験だったと思います。以前は朝活でも黙々と作業を進めるタイプでしたが、フェスをきっかけに、チャットでのやりとりや派生イベントにも気軽に参加するようになって、朝活メンバーとの交流が、もっと楽しくなりました。
もし迷っている人がいたら、ぜひ勇気を出してフェスに行ってほしいです。ただ「行くだけ」が目的にならないよう、自分の中の課題や解決したいことを明確にしてから参加することをおすすめします。

特にWebデザイナーを目指す人は、現状の制作物をまとめたポートフォリオの準備がおすすめ。勉強してきたこと、できること・できないことを明確に言語化しておくと、より良いフィードバックが得られます。
私は、フェスがあったからこそ、自信を持てて、行動できて、仲間にも出会えました。
今度は、私が誰かの背中をそっと押せる存在になれたら嬉しいです。